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平成18年9月14日更新!
左の2つの画像、中々見慣れないものと思います。これは、掛
け軸を巻く際に中心となる軸木の両端、「軸端(じくたん)」です。色々な素材が使われ、仏画の場合は、金工品が多く用いられます。他にも、象牙や石細工、漆製品などが取り付けられる場合があります。
絵画の表装は、凡そ6〜70年前後で取り替えられました。その際、軸木も交換され、併せて軸端も新調されます。しかし、時には旧軸木、あるいは旧軸端が再利用され、現在に伝わる例もあります。左の軸端が嵌められた絵画は、江戸時代のもので、軸端も凡そ同時期と思われます。絵画の制作当初の軸端が、表装の修
理を経ても受け継がれたのかもしれません。 上は、軸端を横から見た図です。八葉蓮華を中心に置かれ、周囲に細かく魚々子(ななこ。小さい粒状の模様)が
打ち込まれます。下は、軸端を正面から見た図です。彫金により、蓮葉が表されます。このように、細かな表現が為される軸端も多数現存しているのです。 |