平成19年01月17日更新!
仏涅槃図
釈迦への信仰は宗派を問わず盛んです。「仏涅槃図」も禅宗に限らず残され、使用されることから「禅宗以外の宗派」にて取り上げます。
「仏涅槃図」とは、クシナガラの地における釈迦如来が入滅した瞬間を描いた絵画です。釈迦が宝床に附し、その周囲には菩薩や僧俗が多数集まり、様々な悲しみの姿で表されています。画面下部には動物が、上部には釈迦以前に歿した母、摩耶夫人が天上より参じる様子が描かれています。釈迦の入滅が劇的に表されるとともに、釈迦の超越性をも示 した絵画です。
古代より日本でも「仏涅槃図」が描かれてきましたが、特に平安時代末期から鎌倉時代にかけて大量に中国より舶載された作が日本の「仏涅槃図」制作に大きな影響を与えました。長谷川等伯(信春。 1539-1610)狩野派の絵師たちも「仏涅槃図」を手掛けているこ とからも、寺院にとって欠かせない絵画であったことが窺えるとともに、絵師が習得すべき必須絵画であったと考えられます。なお、現在でも2月15日に涅槃会が 多くの寺院にて催されています。
掲載文及び画像の転載を禁じます
tokyo-zen-center. All rights reserved.