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禅宗の初祖達
磨には様々な伝承が附され、絵画化されました (コラ ム「隻履達磨」参照)。その一方で、特定の伝承に拠らない達磨も描かれ、その一つが
ここで紹介する半身 達磨です。 半身達磨とは、画面に上半身のみを表す達磨像で、概ね正面を見据える姿に描かれます。日本でいつから描かれ始めてかは不明ですが、遅くとも南北朝時代
からと思われ、明兆(コラム「明兆」参照)なども手掛けています。以後、著色、水墨により、数多の半身達磨が描かれました。その 図様(かたち)の普及に大きな役割を果たしたのが、狩野派、特に江戸
狩野です。狩野探幽(1602-74)が鑑定に持ち込まれた古画を書き留めた 「探幽縮
図」にも、多くの半身達磨が収録されています。 |